非接触振動測定
ポリテックのレーザドップラ振動計は、世界中で非接触振動測定のために使用されています。その使用範囲は、研究、開発、生産、長期モニタリングなど広範多岐にわたり、実際に振動関連の問題へのソリューションを提供しています。
測定事例は、車、航空機などの車体から、それらの部品、モータ、エンジンなどのコンポーネント、そして、それらに搭載されるMEMSなどのセンサデバイスまで、あらゆるサイズ、あらゆる産業に及んでいます。
レーザドップラ振動計の最大の強みである「非接触」という特長は、たとえば、高温の表面や回転部品、そして小型で軽量なデバイスなどの測定において、困難な計測タスクを簡単にクリアします。また、レーザドップラ振動計の測定原理により、超音波帯域を含む、メガヘルツ、ギガヘルツの高周波数帯域の測定では、ナノピコスケールの微小な変位も、高精度に測定できるという特長もあります。
あらゆるアプリケーションに応じて、様々な製品ラインナップを備えたポリテックのレーザドップラ振動計は、きっとお客様の測定にもピッタリなソリューションとしてご使用いただけると信じています。
ポリテックは IEEE MEMS 2023 に出展します
ポリテックは、2023 年 1 月 15 日~19 日にミュンヘンで開催される IEEE MEMS のグローバル コミュニティに参加します。会場では、FE モデルの検証や改良のためにお役立ていただける、各種 非接触光学測定・試験ソリューションの出展を予定しております。最新のマイクロシステムアナライザ MSA-650 IRISは、国際特許技術が導入されており、シリコン封止されたMEMSをデキャップすることなく、シリコンをレーザが透過することによりMEMSダイナミクスの測定可能です。また MSA-600 は、最大6GHzの超高周波数帯域の測定と、表面粗さ・形状測定も可能です。高精度な表面粗さ・形状測定には、Micro.View+をご検討ください。ぜひ、IEEE MEMS 2023 の会場にお越しください。
シリコンキャップ付きMEMSの非接触振動測定
MSA-650 IRIS マイクロシステムアナライザ は、赤外線レーザを採用した特許取得済みの革新的な顕微鏡型レーザドップラ振動計で、シリコンキャップ越しにマイクロシステムを測定することができ、デバイスに接触したりデキャップすることなく、真のMEMSダイナミクスを明らかにします。

6GHzまでのMEMSテストに対応
MSA-600 マイクロシステムアナライザの新しい超高周波バージョンは、6 GHz までの非接触の振動解析と非接触の表面特性評価が可能になりました。これにより、FBAR(film bulk acoustic resonators:圧電薄膜共振器)などの機能性高周波弾性波デバイス、弾性波フィルタ、その他のGHz帯のMEMS、共振器、デバイスなどの高周波デバイスのテストが可能になりました。
New QTec マルチパスレーザ干渉計
QTec の新しいレーザドップラ振動計は、振動測定をより速く、より良く、より効率的にします。特許取得済みのQTecマルチパス干渉計で振動を測定すると、あらゆる表面でSNRが最適化されます。QTec干渉計がどのようにしてあらゆる表面で信頼性の高い測定を可能にしているか、ビデオでご覧ください。
測定、レンタル、校正などのサービス
ポリテックジャパンのエンジニアリングサービスは、オンサイトまたはポリテックジャパンのオフィスまたはテストセンターで、幅広いアプリケーションに対応しています。システムキャリブレーションの計画や、最先端のレーザドップラ振動計、レーザドップラ速度計、表面粗さ・形状測定機のレンタルについては、お問い合わせください。経験豊富なアプリケーションエンジニアが、お客様のお手伝いをさせていただき、測定やテストをさせていただきます。ポリテックジャパンのテストセンターには、自動振動測定システム RoboVib® ステーションが常設されております。
技術雑誌「InFocus」の最新号
表面粗さ・形状測定は、さまざまな測定要件をクリアするためにどのように使用されているのでしょうか。ブドウ畑で化学薬品を使わずに害虫駆除をするために、研究者たちはどのようにポータブルレーザドップラ振動計を使っているのでしょうか。技術雑誌「InFocus」では、これらをはじめとする非接触振動測定の興味深いな測定事例を紹介しています。