エンジンコールドテストにおける品質向上

自動車のエンジンは製造工程の最終段階でさまざまな出荷前動作検査が行われます。 例えば、いわゆる騒音・振動・ハーシュネス(NVH)試験においては、望ましくない騒音や振動があるかどうかが検査されます。

エンジンコールドテストでは、電気モータがエンジンを回転させ、動力を与え、駆動します。 エンジン全体の振動挙動を非接触で測定することにより、コンポーネントまたはアセンブリの故障が検出され、ターゲットを明確にした効果的な修理または改良を実行できます。

ポリテックのレーザドップラ振動計を使用して、例えば、カムシャフトの損傷や製造誤差、バルブクリアランスの誤設定、高圧ポンプなどの補助ユニットの故障、ギヤ歯の故障、ベアリングの損傷または燃焼室内への異物混入のような、エンジンの動作不良要因が検出できます。

インラインで非接触品質検査を行うレーザドップラ振動計

ドイツのウッテンロイト (Uttenreuth)とイルメナウ (Ilmenau) に拠点を置くSaab Medav Technologiesは、デジタル信号処理、マーカーシステム、無線モニタリング、振動解析、情報処理、品質検査技術を専門としており、高い品質、精度、信頼性を持ったポリテックの振動計測システムを20年以上使用し続けています。以下はSaab Medav Technologies 社Olaf Strama氏のコメントです。

「1990年代半ば以降、振動計測においてはポリテックのレーザドップラ振動計を使用してきました。まずコンパクト レーザドップラ振動計を使い始め、その後、産業用レーザドップラ振動計IVS-200を購入しました。そして現在はIVS-200の後継機であるIVS-400を、特に測定しにくい箇所でかつ高い測定周波数が要求される場合に使用しています。」

Dipl.-Ing. Olaf Strama, Director of Industrial & Automotive Solutions (IAS) at Saab Medav Technologies

高精度の音響品質管理

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