
レーザドップラ振動計
VibroOne
R&D および品質管理で使用できる非接触レーザドップラ振動計のオールインワン コンパクトモデル
非接触振動計のオールインワン コンパクトモデル
VibroOne レーザドップラ振動計は、これ一台で非接触振動計測がすぐに始められる、オールインワンモデルです。 VibroOne を使用すると、R&D および品質管理の両方で、音響、ダイナミクス、および振動の問題を高精度に検証できます。 VibroOne は、センサヘッドとフロントエンドが一体型のコンパクトでシンプルな設計です。 測定に必要な設定は、フロントエンドのタッチスクリーンで簡単に操作できますが、VibroLink デジタルインタフェースと VibSoft データ収集用ソフトウェアを使って、パソコンから設定することもできます。
概要
- レーザによる高精度な非接触振動計測
- 研究開発、生産現場でも簡単に使えるコンパクト設計
- 内蔵 HD カメラオプションで計測位置決めも簡単で正確
- DC から 24 MHz までを高分解能で計測可能
- 変位、速度、加速度を計測可能
- パソコンを介した設定とSN比の良いデータ収集が可能な VibroLink デジタルインタフェース










非接触振動計のオールインワン コンパクトモデル
VibroOne は、研究開発、生産現場のどちらの環境下でも使用できるコンパクトで堅牢な設計です。VibroOne の特長は、内蔵 HD カメラオプションです。これにより、MEMS や、医療機器デバイス、生物などの微細構造を有するものの振動を計測する際に、レーザの照射位置を正確に視認さらに画像データとして保存することができます。さらにセンサヘッドに顕微鏡対物レンズを装着することができ、装着時は、レーザスポット径が最小 1.5 μm となり、超微細構造の測定も実現します。非接触オールインワンレーザドップラ振動計 VibroOne を使用すると、DCから最大24 MHzまでの広い帯域幅において非常に高い時間分解能で周波数を測定できます。またVibroOne は、変位、振動速度、加速度の全振動パラメータを網羅しており、振動関連のあらゆる計測要件に対応できるスペックを持っています。データ出力については、アナログBNC信号出力により、三つのパラメータの同時出力が可能です。そして、既存の一般的なデータ収集機器を使用してデータを収集することができます。さらにデジタル出力については、VibroLink デジタルインタフェースにより、イーサネット経由で測定された速度信号をパソコンなどのデジタル機器ににデジタル転送できます。そのため、ポリテックでは、パソコンで使用できるVibSoftデータ収集用ソフトウェアも用意しています。VibroOne なら、タイムドメインおよび周波数ドメインのいずれにおいても、非常に低いノイズレベル(高いSN比)で、高精度な非接触計測を簡単に行うことができます。
関連製品
レーザドップラ振動計 VibroFlex
レーザドップラ振動計 VibroFlex は、アプリケーションに合わせてセンサヘッドを選択できるモジュールタイプで、最大 24 MHz の振動測定が可能です。センサヘッドには、微小な構造物の振動を測定するために顕微鏡対物レンズが装着できるモデルや、機械やモータなどの大型構造物を測定する標準モデル、さらに複雑で狭い構造物の測定に適したファイバ型モデル、そしてラインナップ内で最高のSNRを実現する特許取得済みの新しいQTecマルチパス干渉計センサヘッドがあります。これらは、研究や製品開発において音響・振動現象を測定し、たとえば騒音・振動・ハーシュネス (NVH)対策に利用され、製品の市場投入までの時間短縮に貢献しています。また、インラインでの高精度かつ低コストでスピーディな製品検査にも利用されています。
レーザドップラ振動計 IVS-500
レーザドップラ振動計 IVS-500は、品質管理の用途に最適な非接触振動計です。測定周波数帯域は最大100 kHzであり、インライン製品検査やEOL試験に最適で、すばやく高精度な振動音響品質検査や、構造物に起因するノイズ分析、信頼性の高い合否判定が可能です。堅牢でコンパクトな設計であり、既存のプロセス制御システムに容易に統合でき、アプリケーションに合わせた短時間の測定を実現できます。レーザなので接触式センサに見られるセンサ自身の摩耗がなく、マイクロフォンによる音響検査時に必要な外部音響を遮断するための防音機構も必要ありません。
マイクロシステムアナライザ MSA-060
顕微鏡型レーザドップラ振動計のエントリモデルです。他のモデルはレーザが測定物表面をスキャンするのに対し、MSA-060は電動ステージによる多点計測で、DCから24 MHzの小さな部品の表面全体の振動を非接触で測定、可視化することができます。
VibSoft データ収集/解析ソフトウェア
VibSoft は、振動測定結果のデータ収集と詳細な解析の両方を提供します。測定物励起のための内蔵シグナルジェネレータやリアルタイムの測定物の画像データ保存、測定データの後処理が可能なシグナル プロセッサ (ポリテック独自のデータ後処理機能) などのオプションがあり、VibSoft は非常に便利なツールです。VibroLink インターフェースを搭載したポリテックのレーザドップラ振動計対応機種においては、Ethernet または WLAN を介して VibSoft または VibSoft-VL と直接通信を行います。これにより、測定データの安定した転送と、完全なデジタル方式による測定パラメータのリモート制御が可能になります。