超音波探傷試験に関する3次元波動伝搬解析とその実測結果についてご紹介させていただきます。
ぜひ、ご聴講ください。
■ 2025年10月10日(金)11:00-12:00
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電力中央研究所 × ポリテック
〇講演者
一般財団法人電力中央研究所
エネルギートランスフォーメーション研究本部
材料科学研究部門 (兼)PDセンター
研究推進マネージャー
林 山 様
ステンレス鋼鋳鋼やオーステナイト系ステンレス鋼溶接部の健全性確保には、超音波探傷試験が広く適用されている。しかし、これらの材料は粗大な結晶粒や柱状晶組織を有するため、超音波の散乱や屈折の影響により探傷が困難であることが知られている。
材料中の超音波伝搬特性を定量的に把握できれば、探傷条件の最適化を通じて、探傷精度の向上が期待される。電力中央研究所では、セルオートマトン(Cellular Automaton, CA)法を用いて鋳造条件および溶接条件に基づく三次元凝固組織を予測し、その組織情報を有限要素法に基づく波動伝搬解析へ組み込む手法を開発してきた。
さらに、得られた解析結果をポリテック社製レーザドップラ振動計による実測結果と比較することで、その妥当性を検証している。
本セミナーでは、これらの研究成果を中心に、凝固組織を考慮した三次元波動伝搬解析とその結果について紹介する。