実験モード解析

Experimental Modal Analysis

モーダルデータは、構造体の動特性を明らかにし、設計変更が必要なエリアを特定できるなど、ほぼあらゆる構造体の設計工程で役立ちます。部品やシステムが持つ振動特性の予測は、標準的な CAE プロセスの一環として今日の自動車や航空宇宙分野、さらには微細な MEMS にいたるまで、あらゆる開発環境で実施されています。レーザドップラ振動計は、加速度ピックアップと同等の測定をより迅速で高精度に実施でき、モード試験の実施コストを大幅に低減します。

モーダルモデルの開発は、周波数応答の実測値、または有限要素モデルのいずれに基づくものでも、シミュレーションや設計の実践に役立ちます。その一例として、動特性を考慮した構造体の最適化があります。これはモーダルデータ(周波数、減衰、モードシェイプ)を利用した数学的プロセスであり、物理的な構造変更によってどの程度システムの動特性に変化がもたらされたのかを把握するために実行します。この演算処理は、実際の構造体を変更することなく、最適な設計変更が実現するまで際限なく実行できます。

レーザドップラ振動計では、明確な位相基準を収集でき、センサ自体の質量負荷がないため非常に精度が高く、また厳密な FEM コリレーションにも対応できる高密度な空間分解能で測定できます。そのため、モード試験に最適な、理想的な振動測定ツールとして使用できます。測定したデータは、全部または一部を容易にエクスポートでき、市販の実験モード解析用ソフト (LMS, ME’scope 等)での後処理にも適用できます。

レーザドップラ振動計による測定原理の詳細については、右の 「チュートリアル」 にある 『Basics of Experimental Modal Analysis』 PDF をご覧ください。