搬送速度の計測と制御

圧延機での C フレームと LSV による流量質量制御

Mass Flow Regulation in a Rolling Mill with a C-frame and an integrated LSV

最新の圧延機には、顧客から提示される寸法精度や公差を満たす鋼板を製造するため、自動板厚制御 (AGC: Automatic Gauge Control) と呼ばれる技術が導入されています。AGC は、質量流量計算を利用して、鋼板の厚みを精度公差に収めます。LSV には高速演算機能が搭載されており、板厚にばらつきが出じた場合にも直ちに制御できる、高精度な AGC にも最適なセンサとなっています。

製紙の破断を非接触速度計測で低減

Non-Contact Speed Sensor Reduces Breaks in Paper Mill

ある製紙工場では、連続塗布装置の接合工程で発生する無数の破断を解決するため、既存の高速巻戻機に LSV を設置しました。LSV の表面速度測定用信号を制御ループに組み込むことで、大元の巻き取り速度を約 5,000 ft min-1 においてコンスタントに ± 5 ft min-1 (±0.1%) 以内に抑えることに成功しました。この結果、接合工程における引っ張り強さのばらつきの抑制につながり、速度の不一致による破断の発生も解消されました。なお、この工場における LSV 導入の ROI (投資利益率) は、1 年以内で回収されています。

アルミニウムの圧延速度の同期化

Speed Synchronization in an Aluminum Mill

ドイツ・ノイスにある、Aluminium Norf 社の世界一の規模を誇るアルミニウムの圧延および再溶解プラントでは、数台の LSV-6000 を圧延ラインに組み込み、アルミプレートの製造工程における速度と長さを同時に非接触で測定することで、製造プロセスの制御を行っています。

板厚 / 伸張度の自動制御

Automated Gauge and Elongation Control

冷間鋼板は、最終の水平度や表面品質に仕上げるため、再びテンパーミルに巻き取られます。ゲージは、圧延機入り側と出側における鋼板のストリップ速度の差に基づいて決まります。従来、ゲージは接触型のエンコードホイールで測定されていましたが、すべりや、接触によるトラブルなどが原因で生じる測定誤差が発生していました。これらの問題は、接触型センサを LSV に置き換えることで回避できます。ステンレスの鋳造を行うある大規模な製鋼所では、LSV でストリップ速度を計測することにより、ストリップ ゲージの測定誤差を 0.02 % 以内に 収めることに成功しました。

自動車の走行速度を高精度・リアルタイムに測定

High-Precision Real-Time Measurement of Car Speed

仏 Renault 社では、LSV の革新的なアプリケーションとして、運転支援システムの評価とテスト用ツールとしての評価が進められています。 Renault 社では、LSV を車内に搭載することで、車両の対地速度をリアルタイムに 0.1 km/h 以下の不確かさで測定できる装置として利用しています。この不確かさは、車両の対地速度を計測するために通常使用されているツール (GPSなど) よりも優れていることが確認されています。

応用事例